Sherlog MATEはベルギーのSDT社にて開発された超音波検知器で、様々な設備において自然に発生する超音波や人為的に発生させた超音波(約40kHz付近)を検知することにより、設備の異常や消耗状態、また気密性を調べることができます。
原理は38.4kHzを中心に±2kHzの間の超音波を検知し、それらを可聴音に変換、音量及び数値表示として出力する装置です。数値表示が可能なことにより、健全部と欠陥部を数値的に評価することができます。
ハッチカバー気密性検査においては人為的に発生させた超音波発信器を船倉内に設置し、気密性がない場所から漏れ出してきた超音波を検知し、数値にて評価を行います。
この超音波を利用した気密性試験は現在ハッチカバーの検査においてホーステストに替わる新しい検査方法として海外では主流となっており、現在国内においても使用されてきています。
※オプションセンサー等が必要な場合があります
TAとはType Approval(型式認定)の略でありIACS(International Association of Classification Societies)の統一規定UR.Z17(1999年11月)の要求に従い、型式認証を取得済み。