この装置はERW(電縫管)の溶接部探傷などに使用されます。装置はラインで管の溶接部を走査します。
管材が溶接機のヘッド位置にあるときと検査位置にある時では溶接部の周方向に位置がずれますが、この際位置がずれた時の変化にも対応できる走査が要求されます。
フェーズドアレイ技術を用いると、この追従走査が可能になります。
フェーズドアレイ装置では探触子を交換することなく、径と肉厚寸法の違う管材に適応する自動設定が可能です。
装置自体が溶接部の位置のずれに対応可能なので管材の温度が安定する製造ライン上に設置できます。
以上述べてきたPhased Arrayの特徴を利用し以下の用途に対応しています。